A
石油発動機
- 燃料
- 石油
- 形式
- 横形水冷(低速)
features
クボタ初のエンジン
Aは、大正12年(1923)に発売されました。最初は1機種のみでしたが、続いて2.5馬力、3.5馬力を製造しました。
大正11年(1922)に大干ばつが西日本を襲った年、クボタは石油発動機の製造を開始しました。
不況の影響で壊滅的な打撃を受けた機械事業の生産設備や製造技術が石油発動機の製造に十分活用できると判断してのことでした。
近代化産業遺産
このエンジンは、日本の経済産業省が認定している文化遺産「近代化産業遺産」として登録されています。(平成20年度、「2.重工業から農林漁業まで幅広い産業を支えた蒸気・内燃機関発達の歩みを物語る近代化産業遺産群」)
specification
- 年代
- 1922
- 燃料
- 石油
- 形式
- 横形水冷(低速)
- シリンダー
-
- 数
- 1
- 定格出力/回転数
- 3/400
applications
-
籾摺機
-
揚水・灌漑機
-
ボール盤
story
なぜ、クボタがエンジンをつくり始めたのか
水道用鉄管メーカーとして地位を確立し事業を拡大していったクボタは、新たな事業を模索していました。参入した自動車製造にも不振が続き、打開策を検討していました。さらに、第一次世界大戦後の不況と日本を襲った干ばつは、国内の産業にも農業にも大きな打撃となっていました。そんな頃、クボタに大きな転機が訪れることになります。