産業用ディーゼルエンジンの未来を拓く

社会や産業の発展は、いつの時代も自然環境とともにあります。

創業以来、環境保全と社会インフラ整備に貢献してきたクボタは、排ガス規制強化が世界で叫ばれる昨今、エンジン本体の開発のみならず、将来を見据えた排ガス対策に率先して取り組んでいます。

CARB規制適合機
CARB規制適合機

排ガス規制実施に先駆け、世界で初めて規制認証を取得

ディーゼルエンジンの世界では、環境規制に適応するために、エンジン本体の改良のみならず、排ガス対応技術にも重点を置き、信頼性を得られる高レベルな開発競争が展開されています。

1970年代半ば、環境保全の目的で乗用車向けエンジンの規制が始まりました。その後、産業用ディーゼルエンジンについても同様に目が向けられました。

1995年(平成7年)1月、米国カリフォルニア州で、25馬力未満の産業用汎用エンジンに「CARB ULG排気ガス規制」の適用が開始されました。

クボタは規制実施に先駆け、1993年(平成5年)、汎用エンジンメーカーとして世界で初めて認証を取得しました。

厳しさを増す規制に
柔軟なアプローチで即応

優れた搭載性とエンジンの価値を創出

当時、すでに設計・製造の両面からクリーンなディーゼルエンジンの開発を進めていたクボタは、独自のE-TVCS燃焼室(クボタオリジナル燃焼システム)の開発や燃料噴射系部品の改善を通し、1993年(平成5年)、同規制をクリア。

ディーゼルエンジンの発展史・技術史に残る環境対応技術であると高い評価を受けました。

以後、EPAの定める米連邦排出ガス規制をはじめ、欧州、日本、中国など、世界各国で厳格化する排ガス規制に対して認証を取得。
クボタは、世界各国のお客さまのたビジネス展開をサポートするために、常に先んじて対策を検討しています。

厳しさを増す規制に独自の燃焼方式やサプライヤーの開発努力などで対応し、搭載性の維持と付加価値創造を実現しています。

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2001 -

厳格化する規制、
多様化する新たなニーズへの回答

7

環境規制の強化

  • 産業用ディーゼルエンジンの未来を拓く

  • 排ガス規制実施に先駆け、世界で初めて規制認証を取得

  • 厳しさを増す規制に
    柔軟なアプローチで即応