リリーフバルブ

リリーフバルブとは、潤滑回路内の最大油圧を制御する部品です。
エンジンの回転数が上がれば上がるほど、オイルポンプが吐き出すオイルの圧力が高くなります。エンジンオイルの粘度は低温時に高くなるため、油温が低いと流れ抵抗が高くなって油圧が上がります。油温が低い状態でエンジンを高速回転させると、油圧が極端に上がります。リリーフバルブはギヤケースなどに組み込まれていますが、ポンピング後の潤滑回路の油圧がリリーフバルブ圧のプリセット地に到達すると、これが開きます。こうして余分なオイルを放出することで、潤滑回路内の最大油圧を制御します。

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