EGRシステム

EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気ガス再循環)システムとは、NOx排出削減技術です。
NOxは高い燃焼温度により生成されます。それを防止するため、EGRシステムが排気ガスの一部を吸気側に戻して酸素量を少なくすることで、燃焼温度を下げ、NOxの生成を抑える仕組みです。
クボタエンジンでは、方式により内部式と外部式の2種類があります。

〔参考〕排気ガスの危険な構成要素である窒素酸化物(NOx)は、燃焼温度の上昇により空気中の窒素(N)と酸素(O)が結びついて発生します。
NOxの低減には燃焼温度を下げることが有効です。
原理上スロットルバルブを持たないディーゼル機関においては、スロットル損失に関する効果はないので、1990年代前半より、主としてNOx 低減目的でのEGR が行われていますが、排気中に存在する多量の二酸化炭素及び水蒸気は大気に比べ比熱容量が高いので、若干の燃料消費率向上にも役立っています。

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