自動減圧装置

自動減圧装置とは、リコイル式の始動装置に備えられていることがある装置のことです。
始動時は、カム軸に取付けられたデコンプピンがフライウエイトによって押し込まれているため、圧縮上死点の手前でタペットを押し上げ、排気バルブを一時的に開くので圧縮圧力が抜けます。
これによってリコイルのロープを引く力が軽くなります。エンジンが始動して回転が上がると、フライウエイトが遠心力で外側へ開くのでデコンンプピンが下がます。
それにより、排気バルブは通常の開閉動作を行うことが可能です。

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